テザリングって何?スマホがあればWi-Fi不要!外出先でパソコンをネットに繋ぐ便利技。その2初期設定編

iPhone

はじめに

かがみんです。前回のその1基礎知識編に続き、今回は実際にスマホとパソコンを操作してテザリング接続をする初期設定をしてみましょう。

今回はWindows11パソコンとiphoneの実際の画面のキャプチャー画像を使って解説します。

アンドロイドスマホが手元にないので画像が無いんですが、いずれアンドロイドスマホ版の解説も作りたいと思っています。

事前準備

事前準備として、スマホがテザリングできる契約になっている必要があります。

くわしくは前回のその1で解説したので、まだ読んでいない人はこちらからどうぞ。ブラウザの戻るボタンで戻れます↓

テザリングって何?スマホがあればWi-Fi不要!外出先でパソコンをネットに繋ぐ便利技。その1基礎知識編

Windows11側の設定

まずはパソコン側(Windows 11)からやりましょう。

最初はセキュリティー

今回は公共Wi-FiではなくBluetooth接続を使うのでインターネット接続にはスマホ回線の電波を使います。

公共Wi-Fiほどのリスクはないんですが、一応VPN(暗号化通信)をオンにしておきましょう。

よく分からない人はVPNの解説の回を読んでみてください。こちらからどうぞ。ブラウザの戻るボタンで戻れます↓

カフェやファミレスでパソコンする時のセキュリティ!暗号化通信(VPN)とは?

Bluetoothの設定

ではWindowsとiPhoneをBluetoothで無線接続しましょう。

おなじみWindowsマークのスタートボタンを押します。

アプデ一覧から設定を見つけて押します。

開いた設定アプリのホーム画面の左側を見て下さい。「Bluetoothとデバイス」という項目があります。これをダブルタップします。

そして開いた「Bluetoothとデバイスという画面の右側に「Bluetooth」という項目があります。

この写真のようにオフになっていたら、スライドスイッチ部分をタップしてオンにします。

オンにすると自分のパソコンの名前が表示されます。

まだパソコンの名前を設定していない場合は

「DESKTOPー◯◯◯◯」

みたいな名称になってると思います。この名前が後でiPhoneの画面に表示されます。

iPhoneの設定

ここでいったん、iPhone側の設定をします。

iPhoneの設定アプリを開きます。

すると上の方に通信に関する項目が並んでいます。

この写真のようにBluetoothがオフの場合は、この中の「Bluetooth」を開きます。

Bluetoothのスイッチを押してオンにします。オンになるとスイッチが緑色になります。

左上の「<」こんな形の戻るボタンを押してさっきのこの画面↓に戻ります。

この写真ではWi-Fiがオフになっていますが、これはバッテリーの消費を抑えるためです。

これをオンにしとくと、iPhoneがWi-Fiの電波を探して電力を無駄に消費しちゃうんです。

Wi-Fiが無くてテザリングを使っているんだから、ここではオフにしときましょう。

次にこの中の「インターネット共有」を開きます。

「他の人の接続を許可」というスイッチがあるのでオンにします。

他の人??と言われると不安になりますが、はじめて接続するパソコンは、iPhoneから見れば「知らないパソコン」という意味です。

スイッチをオンにすると

こんな表示が出てきます。「BluetoothとUSBのみ」を押します。

ふたたび画面左上の < を押して設定に戻ると

インターネット共有の右側にあった「オフ」が消えましたね。

ここでもう一度「Bluetooth」を押してBluetooth設定画面に入ります。

ふたたびWindows側の設定

もう一度パソコンの画面に戻りましょう。さっきのBluetoothとデバイスの設定のページに

こんなのがあると思います。デバイスの追加という所を押しましょう。すると

こんなのが出てきます。1番上の「Bluetooth」の中に「電話」と書いてあります。「Bluetooth」を押します。

iPhoneの画面が

このBluetoothの画面になっていれば、Windows側の画面では、

このようにスマホの名前が表示されます。

スマホの名前ってのは、iPhoneの設定アプリを開くと1番上に

こんなふうに書いてあるやつです。

WindowsとiPhoneの共同作業

ではここからパソコンとスマホを同時に操作します。

まずは、iPhoneのBluetooth設定画面↑に自分のパソコンの名前が表示されてる事を確認します。

そしてパソコン側にも自分のスマホの名前が表示されてる事を確認します。

そのままパソコン側の自分のスマホの名前を押すと・・・

パソコンの画面に6桁の数字が表示されて、スマホ側にも

6桁の数字が表示されます。

ここまでくればパソコンの「接続」ボタンとスマホの「ペアリング」ボタンを押せば接続完了です。

いちばんの難所

この6桁の数字がパソコンとスマホで同時に表示されれば問題ないんですが、タイミングがズレて

接続出来ませんでした、とか言われちゃう事があります。

これはWindowsとiPhoneが相手のBluetoothの電波を上手くキャッチできるか?というハード側の問題なので、故障ではなくホントに頻繁に起こります。

この場合、以下の手順でお互いの登録状況を初期化します。

iPhone側では

こんな表示が出るので「デバイスの登録を解除」ボタンを押しましょう。

そして一旦この画面↓に戻り

Bluetoothをオフにします。

Windows側では、さっきの「Bluetoothとデバイス」というページに戻って、

スマホの絵が描いてある右上の3点を押すと「デバイスの削除」というのがあるので削除します。

その後、すぐ下にあるBluetoothスイッチ↑をオフにします。

その後、最初からやり直します。

実際にはこれを全部やらなくても再接続可能な事もありますが、全部やればほぼ確実に接続できるので手順として覚えちゃいましょう。

はじめてやると「めんどくさ!」となりますが、慣れれば簡単なので慣れて下さい。

Windowsをインターネットに接続

実は、ここまでやっても、まだWindowsはインターネットに繋がっていません。

6桁の数字でペアリング(接続)した所の続きを話します。

さっきのWindows側の「Bluetoothとデバイス」というページに戻って、

今度は「パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)に参加する」という所を押しましょう。

「パーソナル・エリア・ネットワーク」とは簡単に言うと「iPhoneのインターネット回線をパソコンで使わせてもらう」という意味です。

パソコンでYouTubeを見たり、ウェブサイトを見たりするには、この「PANに参加する」操作までが必要な手順です。

「パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)に参加する」を推すと

こんな画面になるので「接続」を押します。

これでパソコンがインターネットに繋がりました。

Windows画面の右下のタスクバーのアイコンを見ると

最初は、こーんな地球儀みたいな「インターネット未接続」マークだったところが

どっかで見たようなマークに変わってますね。

そしてiphoneの画面を見ると機種にもよるんですが、画面の上の方に、二重らせんのようなリンクマークが表示される事が多いです。

これでBluetoothのテザリングが完了です。

お疲れ様でした。

Bluetoothの遅さに注意

これでネットに繋がりましたが、前回の記事↓

https://digital-life.kagamin.blog/tethering-no-wifi-1/

でもお話ししたように、Bluetooth接続なので通信速度は遅いです。

今どきのWi-Fiの速度に慣れていると、ウェブサイトが表示されるまで時間がかかります。

Wi-Fiなら1秒もかからず表示されるような普通のウェブサイトを表示するだけなのに30秒くらいかかったりするので、

「ん?なんで止まってんの?」

と不安になると思いますが、それがBluetoothの正常な通信速度です。

スマホのパケット消費量を抑える為とスマホのバッテリー節約為に、わざとBluetoothで接続しています。

Bluetoothテザリングの為にやる事一覧

Windowsパソコン側

  • iPhoneとBluetoothで接続する
  • パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)に接続(参加)する

iPhone側

  • WindowsパソコンとBluetoothで接続する
  • インターネット共有(他の人の接続を許可)をオンにする

テザリングを終了する時の注意点

パソコンでの作業が終わって「それじゃ帰ろうか」という時の注意点です。

パソコンはシャットダウンするからいいとして、iPhone側は注意して下さい。

設定アプリ内のインターネット共有の中にある「他の人の接続を許可」を必ずオフにして下さい。

これを忘れると、他の人が自分のネットワークに接続してしまうリスクが高まります。

テザリングを使い終わったら、特にスマホ側の「インターネット共有」をオフにする、と覚えてください。

テザリングを頑張ってくれたスマホ君は、充電残量も少なくなっていると思います。

ワイヤレスイヤホンのようなBluetooth機器を使わないなら、Bluetoothもオフにした方が無駄なバッテリー消費を抑えられます。

まとめ

今回はWi-Fiが無い場合にパソコンをインターネットに接続するテザリングの設定を紹介しました。

ぶっちゃけ、通信速度は現代の常識から言えば、かなり遅いです。

まるで昔のアナログ回線のインターネットのような遅さです。

でも、それもわざとです。

目的は快適なネットサーフィンや動画視聴をする事ではなく、OneDriveなどを使って必要なファイルを送受信したり、文章を書くような編集作業をする為です。

このブログ記事もBluetoothテザリングを使って書きました。

ヘタにYouTubeなんか見れちゃうと遊んじゃいますからね。必要な作業に集中する為にわざとやってます。

YouTubeや動画配信サービスを見たいだけなら、タブレット持ってWi-Fiのある所に行った方が手軽で快適です。

わざわざタブレットよりデカくて重いパソコンを持って行くのは、何かを作り出す為です。

スマホやタブレットもできる事が増えてきましたが、何かを作るという目的なら、やっぱりパソコンの方ができる事が多いです。

2ちゃんねるの創始者のひろゆきさんが言ってました。

「スマホやタブレットは、お金を払って消費者になる為のデバイスだ。パソコンは何かを作り出してお金を稼ぐ為のデバイスだ。」

と。

私は、iPhoneだけで作ったブログからの収益もあるのでスマホもかなり好きですが、

それでも

  • パソコンなら資料を見ながら文章を書けるのに
  • パソコンなら画像の位置をもっと細かく指定できるのに
  • パソコンならYouTube動画のサムネ作成の細かい機能も使えるのに
  • パソコンならもっと早く文章を打てるのに

などなど。

「パソコンは無駄にデカいだけじゃねぇな」という場面がたくさんありました。

もっとも、スマホならではの長所もあります。

  • 満員電車の中でテキストの下書きが出来る
  • ホームで電車を待ってる間にちょっとだけ下書き
  • スキマ時間が5分しかない時はスマホの方が早い
  • 歩きながら思いついたアイデアをその場ですぐメモる

などなど。

要はパソコンで本格的に編集する前の補助ですね。

パソコンとスマホ、両方の長所を組み合わせれば生産性爆上がりです。

めんどくさいと思ってたレポートや資料の作成も気付けば終わってます。

だんだん、早く作る事が気持ちよくなってきますよ^^;

では今回はこの辺で(^^)/~~~

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