はじめに
かがみんです。今回はテザリングの解説です。テザリングとはスマホを通信機として利用しパソコンをインターネットに接続する、という便利な小技です。
Wi-Fiが設置されていないちょっと田舎のカフェやファミレス、温泉旅館でもパソコンをインターネットに接続する事ができます。
今回の記事では、テザリングには3つのやり方がある事、それぞれの注意点について話します。実際の設定や使い方は次回のその2の記事で書きます。
外出先でパソコン作業したいのに、お店にWi-Fiがない!
Wi-Fi環境がない場所での悩み
カフェやファミレス、旅行先、はたまた田舎のおじいちゃんの家でパソコン作業をしようと思ったのに、Wi-Fiが使えなくて困った経験はありませんか?
パソコンを開いても、インターネットに接続できないと何もできず、とても不便ですよね。
「この資料を急いで確認したいのに…」 「メールの返信をしなくては…」 「調べものをして作業を進めたいのに…」
外出先でのこうした悩みは、多くの方が経験していることです。特に最近は在宅勤務やリモートワークが増えて、外出先でもパソコンを使う機会が増えています。でも、残念ながらすべての場所にWi-Fi環境が整っているわけではありません。
ファミレスや喫茶店、カフェなどでは、Wi-Fiサービスを提供していないお店もまだまだ多いのが現状です。また、Wi-Fiがあっても利用時間が制限されていたり、接続が不安定だったりすることもあります。田舎に行けばなおさらです。
「じゃあ、外出先ではパソコンでインターネットは使えないの?」
そんなことはありません!実はとても簡単な解決方法があります。それが「スマホを使ったインターネット共有」という方法です。
スマホの力を借りる方法とは
あなたが普段使っているスマートフォンには、パソコンにインターネット接続を分けてあげる機能が標準で搭載されています。この機能を使えば、Wi-Fi環境がない場所でも、スマホさえあればパソコンをインターネットに接続できるようになります。
この方法なら、わざわざポケットWi-Fiのような専用機器を購入する必要もありません。すでにお持ちのスマホとパソコンだけで、すぐに始められます。
「でも、難しい設定が必要なのでは?」と心配する方もいるかもしれませんが、ご安心ください。特別な知識は必要なく、スマホの設定を数タップするだけで利用できます。パソコン側も通常のWi-Fiに接続するのとほぼ同じ手順で完了します。
これから、そんな便利な「テザリング」という機能について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。この記事を読めば、外出先でもスムーズにパソコンでインターネットを使えるようになり、作業の幅がグッと広がりますよ。
スマホをモバイルWi-Fiに変身させる魔法「テザリング」
スマホをモバイルWi-Fiに変身させる魔法「テザリング」とは
「テザリング」という言葉を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。難しい言葉に聞こえますが、実はとても単純な機能です。簡単に言うと、スマホのインターネット回線をパソコンなどの他の機器に分け与えることができる機能なのです。
スマホは通常、LTEや5Gなどの電波を使ってインターネットに接続しています。テザリングはこの接続を他の機器と「分かち合う」ことで、Wi-Fi環境がなくてもパソコンをネットにつなげられるようにする技術です。つまり、あなたのスマホが小さな「モバイルWi-Fi」に変身するようなものなのです。
スマホには「モバイルデータ通信」という機能があります。これはキャリア(docomo、au、SoftBankなど)の電波を使ってインターネットに接続する方法です。テザリングはこのモバイルデータ通信を使って、スマホとパソコンの間に”橋”を架けるイメージです。
注意点として、スマホの契約内容がテザリングを使える契約になっているか?を事前に確認する必要があります。
テザリングは申込みが必要?
テザリングを使うために、通信キャリアによっては事前に申し込みが必要な場合があります。以下のデータは2025年4月のものです。
大手キャリア
1. NTTドコモ
- テザリングの契約: 申し込み不要、無料
- プラン: 全プランでテザリング利用可能
- 特記事項: 大手キャリアの中で唯一、テザリングオプションの申し込みが不要
- サブブランド情報:
- ahamo: 申し込み不要、無料でテザリング利用可能
2. au
- テザリングの契約: 「テザリングオプション」の申し込みが必要
- 料金: 月額550円(税込)
- 申し込み方法: My au(Web)または店舗での申し込みが必要
- 利用開始時間: 9時〜20時の申し込みは5分程度で利用可能、20時以降は翌朝9時以降
- サブブランド情報:
- povo: 詳細情報は検索結果に含まれず
3. ソフトバンク
- テザリングの契約: 「テザリングオプション」の申し込みが必要
- 料金: プランにより異なる
- 無料のプラン
- 月額550円(税込)のプラン
- 最初の2年間無料、3年目以降月額550円のプラン
- 注意点: LINEMOを除き、無料プランでも申し込みが必要
- サブブランド情報:
- LINEMO: 申し込み不要、無料でテザリング利用可能
4. 楽天モバイル
- テザリングの契約: 申し込み不要、無料
- 特記事項: データ無制限で利用可能、テザリングも制限なし
格安SIMキャリア
1. Y!mobile(ワイモバイル)
- テザリングの契約: 申し込み不要、無料
- 特記事項: オプションサービスとして提供されているが申し込みは不要
2. UQモバイル
- テザリングの契約: 申し込み不要、無料
- 対応機種: UQモバイル端末または動作確認端末で利用可能
3. mineo(マイネオ)
- テザリングの契約: 申し込み不要、無料
- 対応機種: テザリング可能な端末・SIMカードの組み合わせであれば利用可能
4. IIJmio
- テザリングの契約: 申し込み不要、無料
- 特記事項: ギガプラン・mioモバイルではテザリングについて制限なし
- eSIM対応: eSIMでもテザリング可能
5. 日本通信SIM
- テザリングの契約: 申し込み不要、無料
- 対応機種: テザリング対応機種であれば利用可能
テザリングの申込みが必要か?のまとめ
別途申し込みが必要なオプションになっているキャリア
大手キャリア:
- au(月額550円)
- ソフトバンク(プランによって無料〜月額550円、申し込みは必要)
格安SIMキャリア:
- 基本的に申し込み不要、無料で利用可能なキャリアがほとんど
無料かつ申し込み不要のキャリア
大手キャリア:
- NTTドコモ
- 楽天モバイル
- ドコモ・ソフトバンクのサブブランド(ahamo、LINEMO等)
格安SIMキャリア:
- Y!mobile
- UQモバイル
- mineo
- IIJmio
- 日本通信SIM
- その他多くの格安SIMキャリア
一般的に、大手キャリアではauとソフトバンクが別途テザリングオプションの申し込みが必要である一方、格安SIMキャリアではほとんどが申し込み不要・無料でテザリングを利用できる状況です。(2025年4月時点)
日本国内の通信キャリアお客様サポートセンター電話番号一覧
そもそも自分のスマホの契約内容の細かいところまでなんて覚えてないですよね。最初からスマホを契約している通信キャリアに問い合わせるのが手っ取り早いです。お客様サポートセンターに電話すればすぐに教えてくれます。
大手キャリア
1. NTTドコモ
- ドコモ携帯電話から: 151(通話料無料)
- 一般電話から: 0120-800-000(通話料無料)
- 受付時間: 9:00~20:00(年中無休)
- ドコモ光サービスセンター: 0120-766-156(受付時間:10:00~20:00 年中無休)
2. au
- au携帯電話から: 局番なしの157(通話料無料)
- 一般電話から: 0077-7-111(通話料無料)
- 受付時間: 9:00~20:00(年中無休)
- 上記番号が利用できない場合: 0120-977-033
3. ソフトバンク
- ソフトバンク携帯電話から: 157(通話料無料)
- 一般電話など: 0800-919-0157(通話料無料)
- 受付時間: 掲載なし(一般的に9:00~20:00程度)
- SoftBank光サポートセンター: 0800-111-2009(受付時間:10:00~19:00)
4. 楽天モバイル
- 契約全般の問い合わせ: 050-5434-4653(受付時間:9:00~17:00 年中無休)
- 新規/乗り換え申し込みに関する相談: 0800-805-0090(受付時間:9:00~17:00 年中無休)
- 申し込み後~初期設定に関する相談: 0800-600-0700(受付時間:9:00~19:00 年中無休)
- 未払い料金に関する問い合わせ: 050-5434-4653(24時間対応)
ドコモ/au/ソフトバンクのサブブランド
1. ahamo(ドコモ)
- 基本サポート: チャットのみ(電話サポートなし)
- 8日以内キャンセル受付センター: 0120-580-130(受付時間:10:00~18:00 年中無休)
- 一般的な問い合わせはahamoの公式サイトにあるチャットサポートを利用
2. LINEMO(ソフトバンク)
- 基本サポート: チャットのみ(電話サポートはほぼなし)
- SIMカードに関する窓口: 0800-100-1850(通話無料)
- eSIMに関する窓口: 0800-170-8407(通話無料)
- 受付時間: 10:00~19:00
- LINEMOのチャットサポートは公式ウェブサイトやLINEMOのLINE公式アカウントからアクセス
3. povo(au)
- povo2.0アプリや公式ウェブサイトを通じてチャットサポートを利用
格安SIMキャリア
1. Y!mobile(ワイモバイル)
- ワイモバイルの電話から: 151(通話料有料)
- 他社の携帯電話、固定電話から: 0570-039-151(通話料有料)
- 海外から: +81-44-382-0800
- 法人のお客様専用: 0120-923-157
- 受付時間: 10:00~19:00
2. UQモバイル
- UQモバイルお客さまセンター: 0120-929-818(通話料無料)
- 受付時間: 10:00~19:00(年中無休)
- 新規お申し込みご相談窓口: 0120-959-001
- UQ mobile機種変更受付センター: 0120-926-319
- 故障/紛失/盗難サポートセンター: 0120-925-919(受付時間:9:00~20:00 年中無休)
3. mineo(マイネオ)
- mineoサポートダイヤル: 0120-977-384
- 受付時間: 9:00~21:00(365日)
- 緊急停止(紛失等): 24時間対応
4. IIJmio
- 一般電話から: 0570-09-4400
- IIJmioの回線、国際電話、IP電話から: 03-5205-4400
- 受付時間: 9:00~19:00(年中無休)
5.日本通信SIM
- 電話番号: 03-6633-2063(個人契約の方)
- 受付時間: 10:00~17:00
- 法人様専用ご相談窓口: 03-6435-9430(受付時間:平日9:00~18:00)
通信キャリアのお客様サポートセンターのまとめ
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)はいずれも電話サポートが充実しており、多くは年中無休で長時間対応しています。一方で、オンライン専用ブランド(ahamo、LINEMO等)はチャットサポートが中心で、電話サポートは限定的または提供されていません。
格安SIMキャリアは基本的に電話サポートを提供していますが、通話料が有料の場合(Y!mobile)もあるため注意が必要です。また、受付時間も大手キャリアよりも若干短い傾向があります。
テザリングの申し込みや設定に関する問い合わせには、各キャリアのこれらの窓口に連絡することが可能です。
次の項では、テザリングと言っても3種類ある、という話です。
テザリングの方法は3つ
- Wi-Fiテザリング:スマホ自体が小さなWi-Fiルーターとなり、パソコンはそれに無線で接続します。
- USBテザリング:スマホとパソコンをUSBケーブルで接続して行う方法です。充電しながらできるので便利です。
- Bluetoothテザリング:Bluetoothを使って無線接続する方法で、消費電力が少ないのが特徴です。
3つの方法の長所短所
- Wi-Fiテザリング:スマホ自体が小さなWi-Fiルーターとなり、パソコンはそれに無線で接続します。
- USBテザリング:スマホとパソコンをUSBケーブルで接続して行う方法です。充電しながらできるので便利です。
- Bluetoothテザリング:Bluetoothを使って無線接続する方法で、消費電力が少ないのが特徴です
長所 | 短所 | |
Wi-Fi | 無線なのに通信速度が速い。 | スマホの充電が減るのが早い。 |
USB | スマホを充電しながら速い通信ができる。 | USBケーブルを持ち歩く必要がある。 |
Bluetooth | USBケーブル不要。スマホの充電が長持ちする。 | 通信速度が遅い。 |
どんな場面で役立つのか
テザリングはどんな場面で役立つのでしょうか?以下のような状況で特に便利です:
- カフェやファミレスなどWi-Fiがない場所での作業
- 公共のWi-Fiが不安定な場所での利用
- 出張先やホテルでのインターネット接続
- 電車や移動中の車内での作業
- 急な停電でネット環境が使えない時の緊急対応
- 友人の家で一時的にネットを使いたい時
特にビジネスシーンでは、急な会議資料の確認や、メールの送受信が必要な場面が多いもの。そんな時、テザリングがあれば「ネット環境がなくて仕事ができない」という事態を避けることができます。
また、セキュリティの面から見ても、公共のフリーWi-Fiよりも安全に利用できるというメリットもあります。フリーWi-Fiは便利ですが、セキュリティ対策が十分でない場合があります。その点、自分のスマホ回線を使うテザリングなら、個人情報やプライバシーを守りながらネットを使えます。
この後の記事で詳しく設定方法を解説していきますが、スマホの機種やOSのバージョンによって若干手順が異なることがあります。ただ、基本的な考え方は同じですので、焦らず一つ一つ確認しながら進めていきましょう。
注意点とよくある質問
テザリングは便利な機能ですが、使用する際にはいくつか注意すべき点があります。ここでは、初めてテザリングを利用する方が抱きやすい疑問や懸念について解説します。
データ通信量の消費について
データ通信量の消費について
テザリングを使うと、スマホの通信データ量を消費します。特にパソコンでの利用は、スマホだけで使う時よりもデータ消費量が多くなりがちです。
- 動画視聴や大きなファイルのダウンロードは特に注意が必要です
- 1時間のHD動画視聴で約1GB程度のデータを消費します
- Webサイト閲覧なら1時間で50MB〜100MB程度の消費が目安です
- Zoomなどのビデオ会議は30分で300MB〜500MB程度消費します
「データ使用量の上限に達しました」というメッセージが表示されると、通信速度が極端に遅くなったり、追加料金が発生したりする可能性があります。ご自身の契約プランのデータ容量を確認し、無制限プランでない場合は使用量に注意しましょう。
多くのスマホには設定画面でデータ使用量を確認できる機能がありますので、時々チェックすることをおすすめします。
バッテリー消費について
バッテリー消費について
テザリングはスマホのバッテリーを急速に消費します。これは、スマホが通常の使用時より多くの処理を行っているためです。
テザリング中はスマホが発熱しやすくなります
長時間のテザリングではモバイルバッテリーや充電器を用意しておくと安心です。
1〜2時間のテザリングでバッテリーが30%〜50%程度減少することも珍しくありません。
バッテリーの消耗を抑えるには、使わないアプリを閉じておくことが効果的です。
特に外出先で長時間使用する予定がある場合は、スマホの充電が十分であることを確認してから開始しましょう。
速度や安定性について
速度や安定性について
テザリングの通信速度は、主に以下の要因に左右されます:
- スマホの電波状況(4G/5Gの受信強度)
- 契約しているキャリアの回線混雑状況
- 使用している端末の性能
一般的に、テザリングはカフェなどのフリーWi-Fiより安定していることが多いですが、場所によっては電波が弱く通信が遅くなることもあります。大容量ファイルの送受信や高画質動画視聴には向かない場合もあるため、主に文書作成やメール確認、軽いウェブ閲覧などの用途に適しています。
また、一部の格安SIMではテザリング機能に制限がある場合があります。契約内容を確認し、必要に応じてオプション追加などの対応をしましょう。
よくある質問
Q: テザリングは追加料金がかかりますか?
A: 多くのキャリアでは基本料金内で利用できますが、一部のプランでは別途オプション料金が必要な場合があります。ご自身のスマホの契約内容を確認してテザリングが使える契約になっているか?事前の確認が必要です。
Q: テザリングは何台まで接続できますか?
A: 理論上は5〜10台程度接続可能ですが、実用的には1〜3台程度の接続をおすすめします。接続台数が増えるほど、通信速度が分散され遅くなります。
テザリングは便利な機能ですが、上手に活用するためにはこれらの特性をよく理解して使うことが大切です。
こんな作業ならこの方法
テザリングには主に以下の3つの方法があり、それぞれ通信速度、安定性、バッテリー消費などに違いがあります。
Wi-Fiテザリング
特徴: 比較的高速で、複数のデバイスを同時に接続しやすい方法です。無線なので配線が不要で手軽ですが、スマートフォンのバッテリー消費は大きめです。
- 適している作業:
- 標準画質〜高画質動画のストリーミング視聴
- 一般的なウェブサイトの閲覧(動画を含む場合)
- 中程度のファイルのダウンロード・アップロード(YouTubeにショート動画をアップするなど)
- ビデオ会議システム(Zoom, Meetなど)の利用(通信状況による)
- クラウドサービスの利用(大量の写真の同期など)
- SNSの利用(動画投稿を含む場合)
- オンラインでの共同編集作業(テキスト中心)
- 複数のデバイス(PCとタブレットなど)を同時にインターネットに接続したい場合
- ソフトウェアのアップデート確認と小〜中容量のダウンロード
- 軽いオンラインゲーム
USB有線接続テザリング
特徴: 通信速度が速く(USB3.0以上の場合)、安定した接続が得られます。USBケーブルで接続するためスマートフォンの充電も同時に行われますが、USBケーブルを持ち歩く必要があります。
- 適している作業:
- 大容量ファイルのダウンロード・アップロード(YouTubeに長めの動画をアップするなど)
- 高画質(4Kなど)動画のストリーミング視聴
- リアルタイム性が非常に高いオンラインゲーム
- 安定した高速通信が必須なビデオ会議
- OSやソフトウェアの大容量アップデート
- クラウドストレージ上の大容量ファイルの頻繁な同期
- リモートデスクトップによる快適な操作
- 開発環境でのパッケージダウンロードやビルド
- ネットワーク速度や安定性が重視される作業
- 長時間の安定したインターネット接続が必要な場合
Bluetoothテザリング
特徴: 通信速度は最も遅いですが、スマートフォンのバッテリー消費を抑えられる方法です。配線は不要ですが、接続できるデバイスは基本的に1台のみです。
- 適している作業:
- メールの送受信(テキスト主体)
- 簡単なウェブサイトの閲覧(テキスト中心、画像少なめ、動画なしの場合)
- チャットツールでのメッセージ送受信(テキスト主体)
- クラウドストレージ上のテキストファイルの編集・同期(小容量)
- RSSリーダーでの情報収集
- 簡単な調べ物(テキスト検索中心)
- ソフトウェアのライセンス認証など、ごく少量のデータ通信
- バッテリー消費を極力抑えたいが、インターネット接続が必要な場合
- インターネット接続が必要な認証や同期のみを行いたい場合
- バックグラウンドでの小容量データ通信
- ブログ執筆(画像とテキストがメイン)
どのテザリング方法を選ぶかは、行う作業内容、必要な通信速度、安定性、スマートフォンのバッテリー残量、接続の手軽さなどを考慮して判断する必要があります。
結局どれがおすすめなの?
テザリングには主にWi-Fi、USB、Bluetoothの3つの方法があり、それぞれに特徴があります。最も一般的なWi-Fiテザリングは、スマホ自体が小さなWi-Fiルーターとなって働きます。
外出先での急な作業、カフェやファミレスでのノマドワーク、公共Wi-Fiが不安定な場所での利用など、テザリングが活躍するシーンは多岐にわたります。また、公共のフリーWi-Fiよりもセキュリティ面で安心という大きなメリットもあります。
一方で、データ通信量やバッテリーの消費、通信速度の制限など、いくつかの注意点も存在します。特にデータ容量に上限があるプランを利用している方は、使用量に注意が必要です。
ここまで、Wi-Fi、USB、Bluetoothの3つのテザリングを解説しました。
私が重視するポイントは「スマホのパケットを消費する」という点です。
自宅や公共Wi-Fiでの通信と違ってスマホの場合は「毎月何ギガまでなら追加料金なし」って感じの契約になってると思います。
という事は、
YouTube見て、オンラインゲームやって・・みたいな高速通信が必要な事ばかりやってたら、あっという間にギガを使い切ってしまいます。
でも、高速通信が快適にできている状況では、どれをやるとギガを大量消費してるのか分からないんです。
通信速度が遅ければ、YouTube動画の再生が始まるまで30秒くらいかかったりして「あ!これはギガを大量消費してるんだな!?」と判断できます。
たいていの場合、ギガを消費するクソ重いファイルは動画です。次に音声とか画像とか。
逆に文字を書くような作業、
- ワードやエクセルのようなOfficeファイルの編集とか
- ブログを書くとか
- 文書に大量の画像や動画を組み込む場合は、あらかじめUSBメモリに入れとくとか
工夫次第でBluetoothテザリングだけでも、かなりいろいろな事ができます。
いくら通信速度が速くてもスマホの料金が心配でドキドキしちゃう・・・
それなら、大量のデータ通信が必要な作業は、自宅やWi-Fiのあるお店でやる事にしてそれ以外の作業を進めとく・・・
そんな使い方をおすすめします。
いろいろなパソコン作業の中でも、おそらく最も大量の通信をするユーチューバーでも、作った動画をアップロードする時以外は、
- サムネ画像を作ったり
- 動画の不要部分をカットしたり
- テロップを編集したり
などなど、通信しないでやる作業もいっぱいありますからね。
ましてや、
- ブログを書く
- ワードやエクセルを編集する
- ちょっとした画像加工をする
という程度なら、それこそ最低限の通信ができれば充分です。私自身もそうしてます。
そんなわけで、私のおすすめは「Wi-Fiの無いカフェやファミレスや車の中ではBluetoothテザリングを使え!」が結論です。
ちなみに車の場合は「公共Wi-Fiの電波が届く場所に停める」という小技もあります。
まとめ
いつでもどこでもネットにつながる自由を手に入れよう。
今回は、スマホを使った「テザリング」機能について基本的な概念と活用法を紹介してみました。テザリングとは、スマホのインターネット回線を他の機器と共有する機能であり、Wi-Fiがなくてもパソコンなどをネットに接続できる便利な技術です。
テザリングという小さな技術を知ることで、あなたのデジタルライフはより自由に、より便利になるでしょう。インターネットに接続できる場所が増えることで、仕事の効率化やプライベートの充実にもつながります。
「海を見に行きたいけど、まだレポートを書き終わってないんだよなぁ・・」
なんて不自由からも開放されます。海の近くのお店でレポートを書きましょう。人生の時間は有限です。やらなきゃいけない事とやりたい事を同時にやれればタイパが爆上がりです。
次回の記事では、iPhoneとWindowsパソコンでテザリング接続する手順について詳しく解説する予定です。ぜひそちらもチェックして、実際にテザリングを活用してみてください。アンドロイドスマホやMacパソコンについては、いずれ機会があれば記事を書きたいと思います。
いつでもどこでも、スマホさえあればパソコンもネットにつながる自由を手に入れて、あなたのデジタルライフをさらに充実させましょう。テクノロジーは難しいものではなく、私たちの生活をより良くするためのツールです。テザリングという便利な機能を味方につけて、新しい可能性を広げていきましょう!
あとがき
かがみんです。今回の記事は半分は私の趣味です。
今読んでもらっているこの文章、景色のいいカフェの窓際の席で書きました。窓の外には遠目に海も見えます。少し海の匂いがします。コーヒーとケーキも激旨です。これ、全部、集中力を高めるためなんです。
「今日はブログの記事を書こう」と決めてたはずなのに、家にいるとつい気が散って集中できない事がよくあるんです。家にはゲーム、マンガ、DVD・・気が散るような物がたくさんありますからね。
そんな時、「やっぱダメだ。外でやろう」と持ち運び用の小型パソコンをリュックにいれてカフェに向かいます。受験生が図書館に行くのと同じです。パソコンにダウンロードしてあるゲームデータや漫画はUSBメモリに移して家に置いていきます。
最初の2分でいいから集中できる環境を強制的に作ると、その後はまるでサーフボードが波に乗って水面を滑走し始めるかのように「こんな事書こうかな」「いや、こう書いた方が伝わるかな」なんてアイディアがどんどん浮かんできます。
いったん波に乗っちゃえば、こうやって文章を書く事が楽しくなってきます。
もともとパソコンは好きですからね。「こんな便利な使い方もあるよ」みたいな話を初心者の人達に聞いて欲しい、というのはいつも考えてました。
私は別にパソコンのプロではないので、プロの技術者の人達のように何でも知ってる訳じゃありません。そもそも難しい事なんてほとんど知りません。
だからこそ、プロの人達が気付かない「この程度、知らない人なんて居ないでしょ?」という部分を少しでもカバー出来たら、初心者さん達の役にたつんじゃないかな?なんて思っています。
では今回はこの辺で(^^)/~~~
このブログではパソコンに関するいろいろな話をカテゴリー分けしてあります。こちらのカテゴリーページから興味のある記事を読んでみて下さい。

