中古パソコンを買った時の初期設定その4。Microsoftアカウント編

中古パソコンの初期設定 Windows11編(初心者向け)

はじめに

かがみんです。前回の記事ではWindowsのアップデートとセキュリティ対策が終わって安心してパソコンを使う準備が整いました。でも、まだこんな感じの↓警告が消えていないと思います。

これはたいていの場合、Microsoftアカウントでログインしていない事が原因です。セキュリティの事もありますが何かと便利なので、今回はMicrosoftアカウントを作る話です。

けっこう多いのが「前に作ったような気がするんだけど、覚えてないなぁ・・」というパターンです。これについては、また別の記事で解説する予定です。今回は新規にアカウントを作る方へ作り方の話です。

Microsoftアカウントを作る時の注意点

新規に作成する場合、メールアドレスとパスワードを登録するんですが、この時登録したメールアドレスとパスワードを忘れないところにメモってください。必ずです。

パスワードを忘れちゃっても何とかなるんですが、登録メールアドレスまで忘れるとけっこう面倒くさい事になります。

その対策として私も使ってる便利ツールにパスワード管理アプリという物があるんですが、私の場合はスマホがiPhoneなのでiPhoneと同期させるために便利だいう理由でKeePassTouchというアプリを使っています。

そもそもAndroidスマホの人が多いでしょうし、操作感の好みもあるでしょう。私は慣れてるから使い続けてるだけで、その時々で最新の物を使った方がよいです。「パスワード管理アプリ」等で検索して2,3個ダウンロードして自分が使いやすいと思った物を使った方がよいと思います。

いずれGoogleアカウントという物も便利なので作る事になります。その頃には色々なIDやパスワードがパソコンのメモ帳の中でゴッチャゴチャになって訳の分からない状態になっています。

そして「どこに書いたか分からなくなっちゃった」というIDやパスワードが続出します。パスワード管理アプリは早めに使い始めて下さい。それまでは単なるメモ帳アプリでもいいので必ず書き留めて、一箇所に保管しましょう。あちこちに分散して保管すると必ず失くします。

詳しくはまた別の記事で解説します。

ではMicrosoftアカウントの話に戻ります。

Microsoftアカウントは何だかんだ言っても便利

MicrosoftアカウントはこれからWindowsパソコンを使う上で何度も使います。

  • 自分のパソコンのセキュリティー管理をする時も
  • スマホとパソコンでファイルを同期するときも
  • Officeオンラインという無料のOfficeアプリを使う時も(これ特に重要)
  • 何万円も出して有料Officeを買った時にその管理をする時も
  • 2台目のパソコンにMacが欲しくなってWindowsで作ったファイルを同期する時も
  • 3代目のパソコンで「やっぱりWindowsじゃないとWordやExcelが使いにくいな」とWindowsを買いなおした時も
  • 4台目のパソコンで「Windowsって金かかるな・・」と、とうとうLinuxに手を出した時も

・・・面白いくらい何度も、そして何年も使います。

パソコンを買い替えてもずっと使い続けるアカウントです。数年使うとダークウェブにアカウント情報が漏洩してパスワードを変更する事もありますが、メールアドレスはずっと使い続けます。(※漏洩を完全に防ぐのは難しい。これもいずれ解説します)

そんな大切なアカウントです。愛をこめて作り始めましょう。

Microsoftアカウントを作ろう

前置きが長くてすいません。ではいい加減にして作りましょうか。

作り方はたくさんあるんですが、今回は、なるべくやる事が少なくて済む方法を紹介します。

画面の下の方にある青い正方形のWindowsロゴのスタートボタンを押します。

するとスタートメニューが開くので歯車のような設定アプリを押します。

すると開いたページのど真ん中にでかでかと

Microsoftアカウントという言葉とサインインというボタンがあります。今回はこのボタンを押します。

するとサインインと書いてありますが、サインインとは既にアカウントを持ってる人がログインする時のログインの別の言い方をサインインと言います。

よく見ると作成という字が青くなってます。この作成を押します。

すると今度はアカウントの作成と書いてあります。ここ、紛らわしいんですけど、メールアドレスを記入する欄と、新しいメールアドレスを作るボタン(青文字のとこ)があるんです。

何これ?って思うでしょ。私のおススメは「新しいメールアドレスを取得」という青文字のボタンを押す事です。

メールアドレスを記入する欄は、既にメールアドレスを持ってる人が、そのアドレスをアカウントの名前として使う場合にここに記入するんですが、ちょっと待って下さい!

既に持っているメールアドレスが◯◯◯@outlook.comのようなoutlookとかhotmail等の単語が入ってるMicrosoftのアカウントならいいんですが、

もし、◯◯◯@gmail.comのようなMicrosoft以外の他社のアドレスだった場合は、Microsoftのメールアドレスを作る事をお勧めします。

後々、無料のオフィス(エクセルとかワードとか)を利用可能なOffice Online等のMicrosoftのサービスを利用する事になります。Office Onlineはかなり便利なので別の記事で解説します。

ただ、メールに関してはGoogleのGメールが優秀なのでGメールを使う事になります。

その時、メールアドレスはGメールだけど、Microsoftのサービスにログインって・・使い慣れてる人ならいいけど、訳わかんなくなりそうなので。

という訳で青文字の「新しいメールアドレスを取得」を押します。

すると、メールアドレスを作る画面が開きます。

「新しいメール」という部分が@より前の部分を記入する欄です。カーソルを合わせてクリックすると入力モードになります。

今回はkagamin01というアカウントを作ってみました。(ホントに作りました)

ここは自分の好きなメールアドレスを記入してください。

メールアドレスの@より後ろの部分は、outlook.jpの後ろにある下向き不等号のような「∨」を押すと以下の3つから選択できます。

  • outlook.jp
  • outlook.com
  • hotmail.com

ぶっちゃけどれでもいいんですが、ホットメールというのは2013年まで使われていたMicrosoftのフリーメールサービスの名前です。

現行のMicrosoftのメールソフトの名前がoutlookなのでoutlook.jpかoutlook.comにした方が分かりやすくて良いと思います。

ただでさえ、これから覚える事がたくさんあるんです。分かりやすさは大切です。

(あくまで初心者さん向けの話です。慣れてる人は自分の使いやすいように設定して下さい。)

@より前の部分を記入して、@より後ろの部分を選択したら「次へ」を押します。

するとパスワードを作成する画面になります。

パスワードは長くて複雑なほどセキュリティが強固になります。

手帳にメモってもいいんですが、失くしたり、大文字と小文字を間違えたり、数字の0とアルファベットの O を間違えたりしがちです。

前述したパスワード管理アプリがあればベストですが、まだ無ければ、とりあえずパソコンのメモ帳に書きましょう。コピペ(コピーして貼り付ける事)すれば入力ミスが防げます。

とりあえずメモ帳に書いとく

メモ帳の出し方ですが画面の下のタスクバーに

検索と書いてある検索バーというのがあります。

ここに「メモ」と入力します。

するとこんな感じでメモ帳アプリの検索結果が出てきます。左右どっちでもいいのでクリックします。

するとこのようなメモ帳アプリが起動します。とりあえず、ここにアカウント情報を記載しておきましょう。

記載する時は、入力ミス防止の為にコピペを使います。手入力しないで下さい。

さっきのこの画面にアカウントのメールアドレスが書いてあります。私の場合は「kagamin01@outlook.jp」と書いてあります。

ここにポインター(マウス操作で動く矢印)を持ってきて、左クリックボタンを押したままカーソルで文字列をなぞると文字列が青く反転します。

この状態になったら、キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「c」キーを押します。これでメールアドレスがコピーされました。

そしたらメモ帳アプリに戻り、カーソル(入力欄の縦棒)が点滅しているのを確認します。

カーソルが消えている場合は、入力欄の適当な所をクリックすればカーソルが現れます。カーソルが点滅している状態で「Ctrl」キーを押しながら「v」キーを押すと・・・

このようにコピーしたものがペースト(貼り付け)されます。

では、このまま「Enter」キーで改行してここにパスワードを書いちゃいましょう。

半角英数字の大文字・小文字・数字を絡めた複雑なパスワードを記入しましょう。少なくとも8文字以上にすることをお勧めします。もっと長ければセキュリティが強くなります。

そして、念のために今回だけ、このメールアドレスとパスワードを紙に書いて引き出しにしまっておきましょう。

一番怖いのは、操作ミスで間違えてこのメモ帳のデータを自分で消しちゃう事です。その対策です。

あとで見た時に分かりやすいように「↑これは大文字」とか「↑これはオーじゃなくゼロ」とか注釈を書いとく事をお勧めします。

記入できたら、忘れる前にこのメモ帳を保存しておきます。

「ファイル」という所をクリックすると

こんなのが開きます。といあえず「保存」を押しましょう。すると・・

こんな画面になります。これは「このファイルを何処に保存しますか?」と聞かれているんです。

一時的にデスクトップに貼り付けておきましょう。右側の「デスクトップ」という所をクリックして青く反転させます。そして「保存」を押しましょう。

デスクトップ画面に貼り付けられました。これで一安心です。あとでパスワード管理アプリに移す事にして設定を進めます。

さっきと同じ手順でパスワード記入欄にパスワードをコピペします。

「Microsoft製品とピ~ヒャララ~」というチェックボックスがありますが、これはどっちでもいいです。興味があればチェックを入れてください。私の場合は最新情報よりコスパの良い情報に興味があるので空白にしました。

「次へ」を押すと、お名前の入力という項目がありますが、別に本名を書く必要はありません。ニックネームで大丈夫です。

ただ、メールに名前が表示される事があるので、仕事のメールとして使う場合は本名の方が良いかも知れません。記入したら「次へ」を押します。

何故か生年月日まで聞かれてますね。ストーカーでしょうか?記入しないと先に進めないので一応記入します。ちなみに適当に書いても全然大丈夫です。

どちらかと言えば子供が使う場合に制限を付けてるんでしょうね。また、パスワードを忘れた場合の本人確認の一環としても聞かれる事があるようですが、さっきパスワードをちゃんと保存した方なら大丈夫です。

書いたら「次へ」を押します。

やっとサインインが出てきましたね。つまりログインです。ちなみに「詳細情報」を開くと、このアカウントを何に使うのか?という説明があります。

でも私は「オフィスオンラインの無料のオフィスを使うため」だと思っています。ぶっちゃけ、それ以外はGoogleのサービスとかでだいたい間に合っちゃいますから。

では、サインインを押しましょう。

するとこの画面に戻ってきます。

じゃあ、作ったアカウントでサインインしましょう。

「次へ」を押すと

このパソコンに新しいアカウントでサインインする、と書かれています。

ちょっと説明します。

中古パソコンを買った場合、多くのパソコンはローカルアカウントという物を使ってWindowsにサインインする、という設定になっている事が多いんです。

設定画面を開いた時に、こんなのがありましたよね。

多くの中古パソコン屋さんでは、「誰のパソコンなのか?パスワードはどうするのか?」を買った人が自由に設定できるように、こういう初期設定をしているんです。

まぁ、このままでもある程度は使えるんだけど、私的には無料のオフィスを使って欲しい。それに・・

前回のセキュリティの時に出てきたこの黄色い警告マーク、これを放置しとくのも気分悪いし。

そのためのマイクロソフトアカウントです。で、さっきの・・・

パスワード入力欄ですが、パソコンを起動した時に

「パスワード?そんなの入力した覚えないけど?」

という人も多いと思います。これも”パスワードが未登録”という初期設定になってるんです。その場合はこの入力欄は空白で大丈夫です。

買った時にお店からパスワードを聞いてる人はそれを入力しましょう。

そして「次へ」を押します。

機種によっては、このような顔認証の設定画面になります。最近のスマホの顔認証と同じですね。とても便利なのでぜひ使ってください。

「はい、セットアップします」を押します。

機種によっては、かわりに指紋認証があったりします。どっちもない場合は、この次のPINの作成に進みます。

PINとは4桁の数字です。キャッシュカードの暗証番号みたいなもんです。顔認証や指紋認証した場合は普段は使いませんが、顔や指紋がうまく認識されなかった時は必要になります。

「次へ」を押すとPINの入力画面です。

4桁の数字を上の段と下の段に入力します。複雑なPINにしたい場合は「英字と記号を含める」にチェックを入れて英字と記号も混ぜます。

入力したら「OK」を押します。

PINを忘れないように

さっきのメモ帳に一緒に書いときましょう。

これで設定完了です。設定アプリのアカウントを開くと、Microsoftアカウントが反映されています。

基本は英語なのでファーストネームが前にきてますが、まぁこのくらいはご愛敬って事で。

この状態で前回のWindowsセキュリティを開いてみると、

アカウント設定前がこれ↓

アカウント設定後はこれ↓

「アカウントの保護」のとこにあった警告マークが消えましたね。

最後に残ってる警告マークを消すには「OneDrive」の設定が必要です。

OneDriveはOfficeオンラインの無料オフィスを使うために不可欠です。次回じっくり説明します。

お疲れ様でした。では今回はこのへんで(@^^)/~~~

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