中古パソコンを買った時の初期設定その5。OnaDrive設定編

中古パソコンの初期設定 Windows11編(初心者向け)

はじめに

かがみんです。

前回のその4ではMicrosoftのアカウントを作って、そのアカウントで自分のパソコンにログイン(サインインと同義)してパソコンの管理者になりました。

でも、自分のパソコンの管理者になっただけで、まだOneDriveにはログインしていません。今回はこのOneDrive(ワンドライブ)を設定しましょう。

OneDriveって何?

先にOneDrive(ワンドライブ)について説明しておきます。

Microsoft OneDriveとは、インターネットを通じてファイルを保存したり共有したりできるサービスです。

簡単に言うと、パソコンの中に入れてあるデータを、インターネット上の「雲の中」(クラウド)に預けておける場所です。雲のアイコンは、インターネット上(空の上)をイメージしているんでしょうね。

これにより、どこからでも自分のファイルにアクセスできるようになります。

たとえば、こんなことができます。

自宅のパソコンで作った文書や写真を OneDrive に保存すると、外出先のスマホからも見られます。わざわざUSBメモリ(昔でいうならフロッピーディスク)などを持ち歩く必要がありません。

家族や友人、仕事の仲間とファイルを簡単に共有できます。大きな写真や動画も、メールに添付せずに送れます。

パソコンが故障しても、大切なデータはOneDrive上に残っているので安心です。バックアップの役割も果たします。

OneDriveは、Microsoftのアカウントがあれば誰でも使えます。Windowsのパソコンを持っている方なら、すでに使える状態になっています。基本的な容量(5GB)は無料で使えて、もっと容量が必要な場合は有料プランもあります。

おすすめの使い方

ただ、私のおすすめの使い方はOfficeアプリに関するファイル(ワード、エクセル、パワーポイントなど)やテキストファイルだけをOneDriveに預けて、それ以外のデータは他のサービスを使う方法です。これならよほどのヘビーユーザーでない限り、無料の容量(5GB)で収まります。

特に動画のようなサイズの大きなファイルは、それに適したサービスを使った方が良いです。でないと、あっという間に無料の容量がいっぱいになってしまいます。この話は別の記事で詳しく解説します。

OneDriveは使い方も簡単です。パソコンの中の「OneDrive」というフォルダにファイルを入れるだけで、自動的にインターネット上にもコピーされます。また、別のパソコンやスマホからMicrosoftのアカウントでログインすれば、そのファイルを見たり編集することができます。

インターネット接続がない場所でも、事前にダウンロードしておけばファイルを見られますし、編集した内容はインターネットがつながる場所に行った時に自動的に更新されます。

パソコンの使い方に不安がある方でも、普段のファイル操作とほとんど変わらない感覚で使えるのがOneDriveの良いところです。ファイルをドラッグ&ドロップするだけなので、特別な操作を覚える必要はありません。

クラウドとか同期とか難しい言葉がよく使われますが、要するに「インターネット上の自分専用の引き出し」と考えればよいでしょう。その引き出しの中身は、どのパソコンやスマホからでも取り出せる便利なものなんです。

大切な資料や文書をインターネット上に保存しておけば、パソコンやスマホが壊れたり紛失したりしても安心です。

他のパソコンやスマホからデータを見る時にアカウントにログインする必要があるので、あらかじめ自分の他のパソコンやスマホにOneDriveのアプリを入れてログイン(サインイン)しておけば咄嗟の時に慌てる事もありません。

無料のOffice、Office Onlineを使うためにも必須

また、Officeソフトの有料版は高いから無料版を使いたい、という人も多いでしょうね。そんな時にもOneDriveは必須です。

無料版のOffice Onlineでは、WordやExcelやPowerPointといったOfficeファイルをOneDrive上でのみ編集出来るんです。

逆に言えばOneDrive以外のサービスでは、無料版のMicrosoft Officeを使う事は出来ません。

無料版のOffice Onlineの使い方は別の記事で詳しく解説します。

ここから実践。OneDriveにサインインしてみる

人によっては既にログイン(サインイン)しているかもしれません。確認してみましょう。

まずはパソコンを起動すると最初に現れるデスクトップ画面を見てみましょう。

画面の右下に時計があると思います。その左側にいろいろなアイコン(実際の機能はボタン)があります。

私のパソコン画面を撮したこの写真の場合は左から ∧(隠れてるボタンを表示するボタン)、OneDriveボタン、文字入力切り替えボタン、ネット接続切り替えボタン、音量ボタン、バッテリー残量表示、時計と日付、などが並んでいます。

今回は左から二番目のOneDriveボタンを使います。

OneDriveボタンにポインター(マウスやタッチパッドの操作で動く矢印)を合わせると「OneDriveにサインインしていません」というポップアップウィンドウが現れます。

サインイン済の場合は「OneDriveー最新です」とか「サインイン済」なんて表示が出ます。その場合は、ここから先は読まなくても大丈夫です。次回の記事でも読んでさらにセキュリティを強くしましょう。

では、OneDriveにサインインしてみましょう。前回、Microsoftアカウントを保存したメモ帳を使います。

デスクトップ画面に貼り付けたメモ帳をダブルクリック(2回連続左クリック)します。

もしもその時、

このように「どのアプリで開きますか?」と聞かれたら、メモ帳を一度クリックしてから「常に使う」を押しましょう。「一度だけ」を選択するやり方もありますが、それはまたの機会に解説します。

すると前回保存したファイルが開きます。

今回は保存してあるパスワードを使います。パスワードをコピーしましょう。

パスワードの右か左の端っこにポインターを合わせてから、左クリックのボタンを押しっぱなしにしたまま、ポインターでパスワードをなぞるとパスワードが青くなり選択された状態になります。

その状態で右クリックを押します。

すると編集メニューが現れるのでコピーを押します。

では次に冒頭に出てきた雲のアイコンにポインターを合わせます。

「OneDrive‐個人用 サインインしていません」は自動的に表示されますが、今度はそのまま左クリックしましょう。すると、

「OneDriveが接続されていません」というウィンドウが出てきます。

「サインイン」ボタンを押します。すると今度は、

OneDriveを設定というウィンドウが開きます。

これも「サインイン」を押します。

次のぺージにはプライバシーポリシー的な事が書かれています。ざっと流し読みして「次へ」を押します。

次のページでは、「OneDriveやOfficeを改良するのに協力してくれませんか?」と書いてあります。これはどっちでも良いのでチェックを入れて「承諾」を押します。

次のページでは、OneDriveに預けたデータをどこに収納しますか?と書いてあります。これは変更せずに「次へ」を押します。

OneDriveの設定ではここに注意

次はこんなページが開くんですが、ここでちょっとだけ注意点があります。

このページでは

「このパソコンに入ってる各種のデータのうち、どれをOneDriveに自動的に保存しますか?」

と聞かれてるんですが、前述したようにOneDriveは初期の無料で使える容量が5ギガなんです。つまり、あまりサイズの大きなデータをどんどん入れちゃうと簡単にいっぱいになっちゃうんです。

サイズの大きなデータというのは、まずは動画です。このページでの表現では「ビデオ」ですね。少しだけならともかく、たくさんの動画を保存したい場合はOneDrive以外の方法を選んだほうが良いので、ここではオフにしておきます。

ちなみにここで聞かれているのはあくまでも「自動的に保存するのをどれにする?」と聞かれているんです。

つまり手動で

「これはOfficeオンラインで編集するExcelファイルだからOneDriveに保存しよう。これは旅行の動画なので他の所に保存しよう・・・」

と自分で選べばよいので、私がメインで使っているOneDriveでは全てオフにしてあります。「他の所って何?」については別の記事で解説します。

必要なら後で設定できるので全てオフでも良いと思います。

では「バックアップの開始」ボタンを押しましょう。すると、

次のページは、有料プランへのお誘いです。必要なら後から入れるので「後で」を押します。

このあとしばらく「OneDriveはこんなに便利ですよ!」と言わんばかりの説明のページが続きます。全て「次へ」を押しましょう。

その途中で・・

スマホにもOneDriveアプリを入れましょうよ?というページがあります。

大きなお世話です^^;

確かにスマホにも必要ですが、このページからやるよりiPhoneならAppStore、AndroidならGooglePlayストアからやった方がずっと簡単です。

ここでは「後で」を押します。

しばらくの間、データをネット上に保存するために通信します。電波の強い場所に居た方が良いです。Wi-Fi機器の近くに居ればすぐに終わります。

おとなしく待っていると・・・

データをネット上に保存する通信が終了し「OneDriveの準備ができました」という画面になります。

「OneDriveフォルダーを開く」ボタンを押してみましょう。

初期状態では、さっきの設定でオンにしてあった、デスクトップ・ドキュメント・ピクチャなどのフォルダが自動的に生成されています。

これでとりあえず、OneDriveの初期設定は完了です。

画面の右下の雲のアイコンを見てみましょう。

設定する前は、

雲に斜線が入り、ポインターを合わせると「サインインしていません」と書いてありましたが

設定後は、斜線が消えて「最新です」と表示されるようになりました。

そして、一番大事な事を確認しましょう。

前々回、この初期設定シリーズ、その3・セキュリティ編でやった「Windowsセキュリティ」を開いてみましょう。

やっと警告マークが全部消えて「操作は不要です」になりました。

この状態になれば、セキュリティ編でお話した「有料セキュリティソフトなんて要らない」というWindowsセキュリティの能力を充分に発揮できる状態になりました。

Windowsセキュリティのガードをさらにガチガチにする少し高度な設定方法もあるんですが、それはまた別の記事でお話します。

とりあえず、これで普通に使う分には、そう簡単にウィルスにやられる事はないでしょう。

次回はさらに高度なセキュリティ設定についてお話します。

では今回はこの辺で。(^^)/~~~

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