無料オフィスの巻
こんにちは!かがみんです。今回はマイクロソフトのオフィスは無料でも使えるよ、という話です。
「えっ!?Officeって無料で使えるの!?」そう思ったあなたは、もしかしたらこんな疑問を持っていませんか?
「Officeって買うと数万円もするはずだけど、無料で使えるなんて怪しくないの?」と。
実はマイクロソフトが提供している「Microsoft Office Online」を使えば、WordやExcel、PowerPointが完全無料で使えちゃうんです。しかもこれ、巷に溢れる”Officeそっくり”のソフトとは違い、本物のマイクロソフト純正サービスなんです。だから、怪しいという心配はいりません!
「無料の代わりに高度な機能は使えない」という制限はありますが、普段使いにはこれで十分です!
この記事を読めば全て解決!
この記事では、そんなあなたの悩みを解決すべく、神アプリとも言えるOffice Onlineについて、私の経験を交えながら徹底解説していきます。
- Office Onlineって一体何?
- どうやって使い始めるの?
- 何ができて、何ができないの?
- こんな使い方がおすすめ!
- Office Onlineが向いてる人、向いてない人とは?
など、気になる疑問を全て解消できるよう、セットアップから具体的な活用法、そして注意点まで詳しくご紹介します。
なぜ今、無料のOfficeが注目されるのか?
ここ数年、Microsoft Officeの購入にかかる費用や、その後のサポート体制に不安を感じている方は少なくありません。
例えば、私が2025年の年明け頃に近所の量販店(○ーズデンキ)で見てきたOfficeの価格は以下のようになっていました。
1. サブスクリプション型(Microsoft 365)
Microsoft 365 Personal: 月額約1,490円(年額約14,900円)
Microsoft 365 Family: 月額約2,100円(年額約21,000円)で最大6人まで利用可能。
その後、2025年春頃にMicrosoftはMicrosoft 365の価格を引き上げたようで、Personalプランは月額約1,490円から約1,990円に、Familyプランは月額約2,100円から約2,600円に変更されました。
2. 買い切り型(Office 2021およびOffice 2024)
Office Home & Business 2021: 約43,980円
Office Professional 2021: 約75,650円
Office Home 2024: 約34,480円
Office Home & Business 2024: 約43,980円。
これらの買い切り型は、一度の購入で長期間使用できる永続ライセンスを提供しますが、最新バージョンへの無料アップグレードは含まれていません。
3. その他の情報
Office 2021は、WindowsとMacの両方で利用可能で、最大2台のコンピュータにインストールできます。
Microsoft 365は、クラウドストレージやリアルタイムでのファイル共有機能など、追加のサービスが含まれています。
量販店の店頭価格は時期やキャンペーンなどでも変わるでしょうからあくまで目安です。
サポートに注意
なるべく安く買いたいというのなら、買い切り型の方が結局安いんですが、上の説明にある長期間という表現には注意が必要です。
昔の Office2013とか2016とかは、もっと安くてサポートも延長サポートとかあってなんだかんだ十年くらい使えたんです。
延長サポートとは「最新機能は使えないけどセキュリティアプデはしてあげるよ」という意味です。
でも最近の Officeは・・
Office 2019: 機能サポートは2023年10月10日まで。延長サポートは2025年10月14日まで。
Office 2021: 機能サポートは2026年10月13日まで。延長サポートはありません。
Office 2024: 機能サポートは2029年10月9日まで。延長サポートはありません。
このように最新版は延長サポートはしない方向のようです。
永続ライセンスって言われてもサポートが切れた後は「使うのは勝手だけど、セキュリティ対策は自分で何とかしてね!」って事です。
いやいや、自分でとか言われても・・
Excelでお金の管理とかする事も多いでしょ。なのにセキュリティが不安とか言われたらちょっと・・
つまり買い切り版でも実質5年くらいしか使えないという事です。
マイクロソフトとしては買い切りよりも長期的な安定収益が見込める月額課金に誘導したいんでしょう。
でも月額課金は長期的なトータル費用で計算すればとんでもない金額になりますからね。
だからこそ「高額な費用をかけずに、安心してOfficeを使いたい!」という人も多いと思います。
Office Onlineって何?「ブラウザで使える純正Office」の正体
正式名称は 「Microsoft 365 for the web」 ですが分かりにくいので、このブログではOffice Online(オフィス・オンライン)と呼ぶ事にします。
「Office Online」とは、一言でいうと「ブラウザで使えるMicrosoft純正のOfficeアプリ」のことです。
簡単に言うと、いつも使っているChromeやEdgeなどのインターネットブラウザさえあれば、WordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリをインストール不要で、今すぐ無料で使い始められるんです。
私も最初は「ウェブ版って使いづらいんじゃないかな…?」って思ってたんです。
というのも、このサービス、実はけっこう以前からある事はあったんです。私の記憶が正しければ2010年くらいにはもうあったと思います。
ただし、初期のサービスはウェブ版特有の反応の遅延という問題が顕著で、かなり使いづらい代物だった記憶があります。
この記事を書くにあたり改めて調べてみたら発足当初の名称は「Office Web Apps」。その後、名称が変遷し、2014年に「Office Online」となったようです。
そして、ここ数年で以前不評だった遅延問題は大幅に改善し、実用上問題ない程度まで改善したようです。
私もコロナ渦の頃、久しぶりに使ってみたら
「あれ?普通に動くじゃん?遅延がひどかったのは昔の話?」
と、以前の「これじゃ使えないよ」という印象は大きく刷新されました。
文書作成や表計算、といった基本的な機能は、有料版のOfficeとほぼ同じ感覚で使えました。しかも、完全無料!\(^o^)/イエーイ
これは、本来は有料の「Microsoft 365」というサービスで使うOfficeアプリを、Microsoftがブラウザ経由で「機能制限バージョンなら無料で使わせてあげるよ」と提供してくれているもの。
だから、怪しいソフトではなく、正真正銘のマイクロソフト公式サービスなんです。
LINEもYouTubeもみんな普通に使うだけなら無料で使ってますよね。有料プランに入るのは一部のプレミアム機能が欲しい時だけでしょ。それと同じです。
無料版と有料版、どこが違う?
「無料ってことは、やっぱり機能が全然違うんでしょ?」と疑問に思うかもしれませんね。無料版のOffice Onlineと、有料版のMicrosoft 365(インストール型Office)の主な違いを簡単にまとめてみました。
機能項目 | 無料版(Office Online) | 有料版(Microsoft 365/インストール型Office) |
アプリのインストール | 不要(ブラウザで利用) | PCにインストールして利用可能 |
オフライン利用 | 不可(インターネット接続が必須) | 可能 |
主な機能 | 文書作成・編集・保存、リアルタイム共同編集、基本的な書式設定、基本的な関数・グラフ作成、スライド作成・編集など | 無料版の機能に加え、マクロ、高度なデータ分析ツール、複雑なグラフィック編集など、すべての機能が利用可能 |
OneDrive容量 | 5GBまで無料 | 1TBなど大容量(プランによる) |
その他 | Web版のみ、一部の高度な機能は制限あり | デスクトップアプリ、クラウドストレージ、定期的な機能更新、テクニカルサポートなど |
正直なところ、普通にレポートを作成したり、家計簿をつけたり、簡単なプレゼン資料を作る分には、無料版のOffice Onlineで全く問題ありません。私も普段使いのほとんどは無料版で済ませちゃってます(^^)
Microsoft Office Onlineの始め方(超カンタン!)
「よし、Office Onlineを始めてみよう!」と思ったら、その手順はとっても簡単。必要なものはたった2つだけです。
- Microsoftアカウント
- インターネットに接続できる環境
これさえあれば、数分で使い始められます。
Microsoftアカウントを用意しよう
Office Onlineを使うには、Microsoftアカウントが必要です。
「え、持ってないんだけど…」という方もご安心ください!Gmailなどの普段お使いのメールアドレスで、無料で簡単に作成できます。
- 「Microsoftアカウントの作成方法が詳しく知りたい!」という方は、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてくださいね。
Office Onlineにアクセスしてサインイン!
Microsoftアカウントが準備できたら、あとはOffice Onlineの公式サイトにアクセスするだけです。
こちらが公式サイトのリンクです。
これを開くと、Office Onlineのポータルサイトが開きます。ここで、ちょっとだけ迷うポイントがあります。画面にはおそらく、
「サインイン」と「無料でサインアップ」
という2つのボタンが並んでいます。

「あれ?どっちを押せばいいの?」と感じる方も多いはず。これは、
- 「サインイン」: すでにMicrosoftアカウントを持っている人がログインするためのボタン
- 「無料でサインアップ」: Microsoftアカウントをまだ持っていない人が、新しくアカウントを作成してログインするためのボタン
という意味なんです。ちょっと分かりづらいですよね。
Microsoftアカウントをすでに持っている方は「サインイン」を、まだ作成していない方は「無料でサインアップ」を選んでください。
ログインが完了したら、あとはWord、Excel、PowerPointなど、使いたいアプリのアイコンをクリックするだけ!たったこれだけで、すぐにブラウザ上でOfficeアプリが起動し、文書作成や編集を始められます。
インストールするわけじゃないのであっと言う間です。サイトに接続するだけなので通信速度が極端に低くなければスペックの低いオンボロパソコンでも大丈夫です。(^^;)
各Office Onlineアプリでできること【主な用途例も】
Office Onlineには、Word、Excel、PowerPointといったおなじみのアプリが揃っています。基本的な機能は十分備わっているので、それぞれのアプリでどんなことができるのか、簡単にチェックしておきましょう。
Word Online:文書作成・編集
主に文書の作成や編集に使います。レポートや書類作りはもちろん、さまざまな文章作成にピッタリです!
主な機能
- 文書の作成・編集
- 基本的な文字の書式設定(太字、色、サイズなど)
- 画像の挿入
- コメント機能(共同作業に便利)
- 校閲機能(誤字脱字チェックなど)
主な用途例
- 学校のレポートや課題作成
- 履歴書や職務経歴書の作成
- 各種資料や文章の作成
Excel Online:表計算・データ管理
表計算ソフトの定番。家計簿をつけたり、簡単なデータ集計をしたりするのに役立ちます。
主な機能
- 表計算(四則演算、SUMなどの基本的な関数)
- 基本的なグラフ作成(棒グラフ、円グラフなど)
- データの並べ替え、フィルター機能
主な用途例
- 毎日の家計簿や収支の管理
- 簡単なスケジュール管理
- アンケート結果などのデータ集計
PowerPoint Online:プレゼン資料作成
視覚的に分かりやすい資料を作りたいときに活躍します。基本的なプレゼン資料ならこれで十分です。
主な機能
- スライドの作成・編集
- 基本的なアニメーション(画面切り替えなど)
- テーマの適用(デザインテンプレートの利用)
- 画像の挿入
- スライドショーの実行
主な用途例
- 学校の発表資料作成
- 簡単な企画書や提案資料
- 旅行の写真アルバム作成
他にも便利なアプリが使える!
Word、Excel、PowerPoint以外にも、Office Onlineの無料版ではこんなアプリが利用できます。
- OneNote Online: デジタルノートとして、アイデアや情報を自由に書き留められます。ウェブクリップや手書きメモもOK。
- Microsoft Teams: 簡単なチャットやビデオ通話機能が使えます。ちょっとした連絡やオンライン会議に便利です。
Office Onlineのメリット・デメリットを徹底解説
無料で使えるOffice Onlineですが、もちろん「いいことずくめ!」というわけではありません。ここでは、使う上で知っておきたいメリットとデメリットを解説していきます。
メリット:無料でここまでできるのはすごい!
まずは、Office Onlineを使う上で特に魅力を感じる点をご紹介します。
完全無料で使える(経済的負担ゼロ!)
これが最大のメリットです!
有料版のMicrosoft Officeが数万円したり、月額・年額の費用がかかることを考えると、Word、Excel、PowerPointといった主要アプリが一切費用なしで使えるのは本当に驚きですよね。学生さんや、家庭でちょっとした書類を作るだけ、という方には、これだけでも十分すぎるほどの価値があります。
また、買い切り版のOfficeではサポート期限が短くなっているという話はさっきも触れましたが、Office Onlineは常に最新の機能が提供されるため、サポート期限を心配する必要がありません。高度な機能以外であれば、常に最新のOffice環境を無料で使い続けられるのは大きな安心材料です。
インストール不要でPCの容量も節約
Office Onlineはブラウザで動くため、あなたのパソコンにソフトをインストールする必要がありません。
- 「PCの容量が少ないから、あまりいろいろなソフトを入れたくない…」
- 「自分のPCにインストールすると、エラーが出たときに自分で対処しなきゃいけないから面倒臭い」
- 「以前のPCからマイクロソフトOfficeのプロダクトキーを移動させようとしたら、やり方間違えてエラーになっちゃった」
こんな方には特に嬉しいポイントです。インターネットにつながっていれば、どのPCからでもすぐに使い始められます。
共同編集機能が超便利!みんなでワイワイ作業できる
複数人で同じファイルを同時に編集できる「共同編集機能」は、Office Onlineの大きな魅力の一つです。
- 友達と課題のレポートを一緒に作成
- 家族で旅行の計画表を共有
- チームでプレゼン資料を分担して作成
など、リアルタイムでみんなの編集が反映されるので、効率的に作業を進められます。みんなでワイワイ資料作り、楽しいですよ♪
スマホ・タブレットでもサッと確認・編集
Office Onlineはスマホやタブレットのブラウザからも利用可能です。
- 「移動中に資料を確認したい」
- 「ちょっとした修正をスマホで済ませたい」
- 「パソコンが調子悪いのでとりあえずタブレットで書いて提出しちゃおう」
なんてときに非常に便利です。PCで作成したファイルを、場所を選ばずにサッと確認・編集できるのは大きな強みですね。
デメリット:ここだけは知っておこう!
次に、Office Onlineを使う上で注意しておきたいデメリットです。ここをしっかり把握しておくことで、「思ってたのと違う…」というミスマッチを防げます。
インターネット接続が必須(オフラインでは使えない)
Office Onlineは、名前の通りインターネットに接続されている環境でしか利用できません。
- 新幹線での移動中(Wi−fiがあっても極端に遅い場合がある)
- ネット環境が不安定な場所
- 災害時などでネットが使えない場合
このような状況では作業ができないので、オフラインでの作業が多い方には不向きです。これは最大の弱点と言えるでしょう。(´;ω;`)
ただ、ほとんどのケースでWi-fiがなくてもスマホのテザリングで代用可能なので、無料のメリットの方が大きいと思います。
機能が制限されている(マクロや高度な編集はNG)
無料版のため、有料版のOfficeに比べると一部の高度な機能は利用できません。
- マクロ: マクロとはExcelやWordなどで、繰り返し行う定型作業を自動化するための機能です。オフィスオンラインでは例え有料版であってもマクロは使えません。
マイクロソフト・オフィスのファイルは、世界中の企業がお金の計算や重要文書を扱う際に使っています。まさに世界中で最もお金が動く場所と言っても過言ではありません。
そりゃ悪人から狙われるのも当然です。
自動化プログラムであるマイクロソフト・オフィスのマクロ機能は「サイバー攻撃の標的になりやすいセキュリティホールの代表格」とも言えます。「業務上どうしても必要」という人以外は無理して使わなくてもいいんじゃないか、と思います。
もし、マクロの便利な機能を使いたい場合は、マイクロソフト・オフィスより悪人に狙われにくい無料の「LibreOffice」などの代替ソフトを検討するのも一つの方法です。 - 高度なデータ分析: ExcelのPivotTableのより詳細な機能や、複雑なグラフ作成など、専門的なデータ分析には物足りない場合があります。
- 凝ったデザイン: PowerPointで非常に凝ったアニメーションやトランジションを作成したり、WordでDTPソフト並みのレイアウトを追求したりするのには限界があります。
よほど本格的に業務で使う方以外は「基本的な機能で十分」です。多くの方にとって大きな問題にはならないでしょう。
ネット環境によっては動作が重くなることも
ブラウザ上で動作するため、インターネット回線の速度やパソコンのスペック、あるいはファイルのサイズによっては、動作が重く感じることがあります。特に大きなファイルを扱ったり、共同編集で多くの人が同時に作業したりする場合は、動作がもたつくこともあります。
OneDriveの無料容量は5GBまで
Office Onlineで作成・保存したファイルは、自動的にMicrosoftのクラウドストレージ「OneDrive」に保存されます。無料版で利用できるOneDriveの容量は5GBまでです。
文書ファイルや表計算ファイルだけなら十分な容量ですが、写真や動画といった大容量ファイルをたくさん保存しようとすると、すぐに容量がいっぱいになってしまうので、特に動画はMEGA、NAS、USBメモリ、youtubeの非公開モードを利用する等の工夫が必要です。
また、自動保存されるのがOneDriveというだけなので、ダウンロードしたり、他のクラウドサービスにアップロードする事も可能です。
実践的なOffice Online活用のコツ【もっと便利に使いこなそう!】
「無料でOfficeが使えるのは分かったけど、具体的にどう活用すればいいの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、Office Onlineを最大限に活かすための実践的なコツをご紹介します。ちょっとした工夫で、作業効率がグンとアップしますよ!
スマホとPCの併用でいつでもどこでも作業
Office Onlineはブラウザベースなので、PCだけでなくスマホやタブレットからも利用できます。
- 自宅のPCで作成した資料を、移動中の電車でスマホからサッと確認。
- 急な修正が必要になった時も、外出先からタブレットでパパッと対応。
こんな使い方ができるのは、場所を選ばずに作業を進めたい現代人にとって大きなメリットです。あなたのライフスタイルに合わせて、デバイスを賢く使い分けましょう。
共同編集機能をフル活用!チーム作業がスムーズに
複数人で同時に一つのファイルを編集できる共同編集機能は、Office Onlineの最大の魅力の一つです。
- 学校のグループ課題で、みんなでリアルタイムにレポートを書き進める。
- 家族旅行のしおりを、それぞれが好きな部分を担当して作成する。
- 職場の同僚と、プレゼン資料を分担して効率的に作り上げる。
まさに「みんなでワイワイ資料作り」が、スムーズかつ楽しくできますよ♪
無料テンプレートを使いこなして時間短縮
Office Onlineには、Word、Excel、PowerPointそれぞれに豊富な無料テンプレートが用意されています。
- おしゃれな企画書のテンプレート
- 使いやすい家計簿のテンプレート
- 魅力的なプレゼン資料のテンプレート
など、一から作成するよりも、テンプレートをベースに内容を書き換える方が断然効率的です。デザインに自信がない方も、プロが作ったテンプレートを使えば見栄えの良い資料が簡単に作れます。
OneDriveの無料容量を賢く使う方法
Office Onlineで作成したファイルは、自動的にMicrosoftのクラウドストレージ「OneDrive」に保存されます。無料版では5GBまで使えますが、これを賢く使うことが重要です。
Office Onlineのファイル専用に割り切って活用しよう
OneDriveの無料容量(5GB)は、WordやExcel、PowerPointのファイルなど、主にOffice Onlineで扱う文書ファイルやテキストファイル専用として活用するのがおすすめです。これらのファイルは容量が小さいため、5GBでもかなり多くのファイルを保存できます。
大容量ファイルや永久保存データは使い分けが肝心!
家族写真や動画、大容量のソフトウェアファイルなどは、OneDriveの無料容量ではすぐに足りなくなってしまいます。これらのファイルは、その特性に合わせて保存先を使い分けるのが賢い方法です。
- 写真や動画(一時的な保存・共有): Googleドライブ(Googleアカウントで15GB無料)、MEGA(20GB無料)、InfiniCLOUD(25GB無料)、Amazon Photos(Prime会員なら無制限)など、大容量の無料枠があるクラウドサービスを一時的な保存や共有用として活用しましょう。
- Office文書以外の重要文書(安定性の高いクラウド): 契約書や重要な控えなど、容量はそれほど大きくないが安定した保存を求める文書は、Dropbox(無料枠は少ないが安定性が高い)のような信頼性の高いクラウドサービスを併用するのがおすすめです。
- 家族の動画などの永久保存データ(コスト・長期保存性能重視): 大切な家族の動画など、容量が大きく長期的な保存を考えているデータは、NAS(ネットワーク接続ストレージ)や外付けHDD(ハードディスクドライブ)のように、コストパフォーマンスが高く、かつ長期保存性能に優れた物理的な方法も検討しましょう。クラウドサービスは便利ですが、万が一のサービス終了やアカウント問題、サービス仕様変更に備えるためにも、物理バックアップは重要ですし、安心感も得られます。
OneDriveの自動バックアップ設定には要注意!
Windows PCをお使いの場合、OneDriveは「デスクトップ」や「ドキュメント」「画像」フォルダなどを自動で同期・バックアップする設定になっていることがあります。この設定がオンになっていると、知らず知らずのうちにOneDriveの容量を圧迫してしまうことがあります。
そもそもWindowsパソコンは、シェアが大きいためサイバー攻撃の格好の標的になりやすいという側面があります。予期せぬトラブルや、ウイルス感染、システムエラーなどでデータが失われる可能性もゼロではありません。だからこそ、個人データ(自分で作ったファイルなど)は、必ずパソコン本体の外(外部ストレージやクラウドサービス)に保存しておくことが何よりも大切です。そうすれば、万が一Windowsが壊れても、OSを再インストールするだけで元に戻せますからね。
Windowsは何かとパソコン全体のバックアップを勧めてきますが、あれはストレージ容量の効率的ではない利用を招き、OneDriveの有料プランの利用を促すための、巧妙なビジネス戦略だと私は思っています。過度なバックアップは不要なので、その必要性をよく検討していただくことをおすすめします。
OneDriveの無料容量を効率的に使うためには、PCのデスクトップやドキュメントフォルダの自動同期をオフにすることを強くおすすめします。
- 「OneDrive 設定」から「バックアップ」タブを選び、「フォルダーの管理」で不要な同期をオフに設定しましょう。(詳細な手順はこちらの記事で詳しく解説しています。)
Office OnlineとOneDriveを上手に使い分けて、あなたのデジタルライフを快適にしましょう!
Office Onlineはこんな人におすすめ!【向いている人・向いていない人】
ここまでOffice Onlineについて詳しく見てきましたが、「結局、自分に合っているのかな?」と感じている方もいるかもしれませんね。
Office Onlineがどんな人に特におすすめなのか、あまり向いていないのはどんな人なのかを、簡潔にまとめてみました。ぜひ、あなたがOffice Onlineを使うべきかどうかの参考にしてみてください!
Office Onlineが特におすすめなのはこんな人!
- 無料でOfficeアプリを使いたい人。何と言っても無料が一番の魅力です!マイクロソフト純正のWordやExcel、PowerPointを無料で使いたいなら迷わずOffice Onlineです。
- パソコンにソフトをインストールしたくない人。PCの容量を節約したい方や、インストール作業が面倒な方にはピッタリ。ソフトのバグやエラーなどトラブルが起きても、自分のパソコン内の問題ではないため、Microsoftが修復してくれるのも安心です。
- 複数人で共同作業することが多い人。リアルタイムでの共同編集機能は、グループ作業の効率を格段に上げてくれます。
- 基本的なOffice機能で十分な人。レポート作成、家計簿管理、簡単なプレゼン資料作りなど、日常的な利用がメインなら、無料版の機能で全く問題ありません。
- スマホやタブレットでもOfficeを使いたい人。専用アプリから直感的に操作できるので外出先での確認や簡単な編集に非常に便利です。スマホとパソコンの連携で作業速度は数倍になります。(経験談)
あまりおすすめできないのはこんな人…
- オフラインでOfficeを使いたい人。Office Onlineはインターネットに接続されている環境でしか使えません。そのため、Wi-Fiがないならスマホのテザリングを使ったり、LibreOffice(リブレオフィス)のような別の選択肢を検討することをおすすめします。
- マクロやVBAなど、高度な機能が必須な人。複雑な自動化や専門的なデータ分析には対応していません。これらの機能が業務に不可欠な場合は、有料版のOfficeが必要です。
- 動作の軽さやレスポンスを最重視する人。インターネットの通信速度によっては、インストール版より動作が重く感じる場合があります。
- インストール版オフィスとの完全な互換性を求める人。例えばエクセルを数式計算でなくセル結合機能を使い文書として使う場合に書体のレイアウトが崩れる事があります。ただ、これはちょっと工夫するだけで解決できるので、他の記事で詳しく解説します。
まとめ:Office Onlineを使いこなして快適なデジタルライフを!
いかがでしたか?
今回の記事では、Microsoft Office Onlineが無料で使える本格的なOfficeアプリであること、その始め方、主要アプリでできること、そしてメリット・デメリット、さらに実践的な活用術まで、幅広くご紹介しました。
繰り返しになりますが、Office Online最大の魅力は「無料であるにもかかわらず、日常的な文書作成・編集には十分すぎるほどの機能が揃っている」という点です。高価なソフトを購入したり、複雑なインストール作業をしたりする必要は一切ありません。インターネットとMicrosoftアカウントさえあれば、すぐにPCでもスマホでも使い始められます。
もちろん、有料版のOfficeに比べれば機能に制限はありますし、オフラインでは使えないなどのデメリットもあります。しかし、それらの点を理解した上で、ご自身の使い方に合わせれば、Office Onlineはあなたのデジタルライフをきっと豊かにしてくれるでしょう。
特に、
- 無料でWordやExcelを使いたい個人や学生さん
- 共同作業をもっとスムーズにしたいグループ
- パソコンの容量を節約したい方
- スマホやタブレットでも手軽にOfficeを使いたい方
には、自信を持ってOffice Onlineをおすすめします!
さらに!無料のデスクトップ版Officeが登場するかも?
実は、2025年7月現在、Microsoftが無料のデスクトップ版Officeをテスト中という情報があります。これは、現在提供されているOffice Online(Web版)とは異なり、PCにインストールして使える無料版Officeの登場を示唆しています。
噂によると、無料の代わりに広告が表示され、オンライン版と同様に高度な機能には制限があるとのことですが、これが正式に発表されれば、Officeの無料利用の選択肢がさらに広がり、オフライン作業が多い人には向いていると思います。
今後のMicrosoftの動向にも注目していきましょう。正式な発表がどうなるか、今から楽しみですね!
この機会にぜひ、Microsoft Office Onlineを試して、あなたの文書作成やデータ管理、プレゼン資料作成の幅を広げてみてください。きっと、その便利さに驚くはずですよ!
では今回はこのへんで。(^^)/~~~
このブログではパソコンに関するいろいろな話をカテゴリー分けしてあります。こちらのカテゴリーページから興味のある記事を読んでみて下さい。

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